お前たちの中に鬼がいる
読み終えました。書き下ろしは面倒なので飛ばしました。
設定は良いのですが、各々の抱えるトラウマが非常にうざく、主人公の男の性格がうざく、頭があまり良くないところもかなりうざかったです。
脱出の鍵がまた非常にうざく、トラウマに関わる心理学を齧った人が書いた印象を持ちました。著者は私より若いですし。
人のトラウマには極力関わらないようにしようと改めて思いました。何か助けになればとか考えるから苦しくなるのです。相手が話を聞いて欲しいと言えば聞けばいいだけで、こちらから話して下さいという必要など無いなと。
人は物理的に相互依存し無ければ生きていけませんが、精神的には自立を目指すものだと思いました。