日本一醜い親への手紙
前作を10代の頃に読んだ。
子供が親への感謝を書き綴ってる内容を集めた本。
親への感謝の言葉、例えば
『僕は今精神病院へ通っています。産んでくれてありがとう。』
とか。
謝罪の言葉もある。
『ごめんなさい、立派なペットになる事が出来ませんでした』
とか。
下は3歳、上は80代の方が書いている。
私が前作を読んだのは20年以上前だけど、未だに社会は変わっていない。
虐待被害者は完全に無視で、加害者のケアばかりしようとして、ケアの方法なんかわからないから結局はそれも放置して、加害者と被害者がどんどん増えていくという結果になっている。
馬鹿は理解出来なくて、普通家庭育ちの人は他人事でしかないから親への感謝が生まれ、虐待被害者はトラウマフラッシュバックする内容となっている。
問題を改善させていくのに
現状の把握が必要で、この本はそれに役立つと思う。
あくまでも現状の把握なので、これだけでは改善しないし、余計に傷つく事もある。
身体に例えたら、年齢と体力の衰えを直視するようなものだ。直視した上で、体力つけて健康維持へと実践していくのに、この本は現状の把握のみ。
この後に、物理的に精神的に親を捨てる必要がある。
私の経験上、時間はかかるけど可能だと思う。
私が問題としているのは、親を捨てる努力に時間がかかり過ぎて社会勉強と実践(金儲け)がろくに出来なくて、今からするのに利用出来る制度が全然無いって事だ。