社会で培ったトラウマ
虐待被害者について、無知で経験の無い方達は、環境やスタート地点が明らかに違う事がわかっていない。
例えば、同じ学校で同じクラスで同じ授業を受けているのにテストの点数が低いと思っています。
虐待被害者というのは、
暴力などの違法行為によって明らかに差別されています。
学校に通えなかった、クラスに席が無かった、テストのプリントが配られ無かった、
このような状態を延々と繰り返しているのです。
これで、良い点数が取れるのなら優秀過ぎるでしょう。
馬鹿にする人達は、私のような環境だと、さっさと自殺するか精神病院で薬漬けになっている事でしょう。
実際、虐待被害者というのは、そのような方達が多いです。
社会では、虐待被害など考慮されません。虐待に限らず、犯罪被害者や重い特殊な病気で治療とリハビリに時間がかかった人達も同じです。
犯罪者として刑務所に入っていた人と同じように、自己責任論を展開されて見下されます。
だから心はどんどん荒んでいきます。
そんな中で、自分も人も傷つけずにまともな生き方がしたいと思っているのですが、なかなか難しいです。
本来の順番は、学校で友達作って、人間関係を築いて、それから社会で働く。
いきなり無理して働きはじめるのは、何もわかっていない中学生にビジネスマナーが必須な会社で仕事させて、何故この程度も出来ないんだと罵詈雑言を浴びせて精神を破壊するようなものです。
でもこういうのを強要される事が圧倒的に多い。
ハローワークの長蛇の列に並んで、私は仕事に付きたいのに、面接だけさせてくれたらいいと電話する職員、そして面接に行ったら、一人採用に数十人が面接に来るという状態、適当な面接後に採用者のみに連絡というのを何十回と繰り返してきたあの頃の出来事がトラウマになっている。
手間暇かけて履歴書書いて、お金使って写真を貼り、交通費使って面接に行き、お前なんかいらないと言われ続けたあの頃の。
もともと、親に全否定されて育っているので、社会でのこのような扱いは、かなりきつかったです。