日々、肉体が衰えていくのが人生
老いていく身体で、死へと毎日着実に、コツコツと休みなく突き進んでいる。
他の事は、無理やり意味や価値をつけているだけで単なる暇潰しに過ぎない。
映画って、何も無いところに無理やり価値をつけて、妄想を引っ掻き回しているだけで
人生というのが、それと同じだ。
映画の良さは、どれだけ妄想に浸れるかであり、掻き回して感情を揺さぶるかで、そこに意味とか価値とかある訳では無い。
人生も同じだろう。
例えば家族の存在に価値をつけて、亡くなると嘆き悲しむけど
生まれた時から死ぬ事は既に決まっていて、知っている筈なのにするのは、可哀想な自分というものに価値をつけたりして、結局は単に我儘なだけだ。
その人が亡くなった事で、その人から受けた恩恵を得られなくなるから。
生まれた時から死ぬ事は確実に決まっているのに、勝手な意味付をしている。それは単なる妄想と同じで、テレビゲームをした時の感情と大差ない。
夢や希望が良いと洗脳されてる奴が多くて、他人にも強制してくる。
夢が有るから現実との差に苦しむのに、苦しみを計算に入れないところが身勝手だなと思う。皆が同じ条件で生きてるのでは無いから。
夢というのは叶う事も叶わない事もあるし、叶うにしても時間がかかるから思い通りにはならない。世の中そんなものなので、固執せずにのんびりとマイペースで、その夢の方向に進んで行けば良いのであって
強制するから他者と比較して苦しくなって、精神が病んで自殺する人まで出ている。
叶おうが叶うまいが、結局そんなものなのだと理解していれば精神が病むことも無いだろう。
結局はその程度でしか無いのに、夢を追いかける事が良いという価値観にとらわれるから死にたくなる程に苦しくなるのだ。
産まれた意味を問うのも意味が無い。
既に産まれているのだから、今更変更する訳にもいかないのだから。
人生とは、日々衰えていく身体で死に向かって進んでいる事だ。