自傷行為をする理由
理解してやっているのだろうか?
性格や現状にもよるけど、多くの場合は代替行為である。
今まで、リスカ、アムカ、太ももとかにカミソリで傷をつける女性と出会った事がある。あとODも。
ODって薬の過剰摂取という意味だけど、彼女達はOD(オーバードーズ)という言葉を好んで使っていた。
そういう女性は、誘いにのって来るのが早いから。
私としては、セックス出来るかどうかが再重要で、自傷行為の有無はどうでも良いから。
彼女達もやめたい訳ではないようで、やめるように言うと機嫌が悪くなるから
『何処切ったん?』、『楽しい?』、『血出た?』、『どれくらい?』、『縫った?』、『プリン好き?』
とか適当な事しか言わないようにしてた。
何故、代替行為なのか?
何をするにも必ず理由がある。この場合は、自傷行為をする理由が。
その理由は、苦しくなる問題の発生源となっている。
その問題がなんなのか、いつどのように出来て、どういった事でその問題が浮上してくるのか、
原因を探っていかなければならない。恐らくは、トラウマとなっている出来事だろう。
だから、そのトラウマを直視して改善させる必要があるけど、そのトラウマを直視したらどうなるのかが恐くて、最初から立ち向かわない。
直視せずに誤魔化しても、根本的な原因はあるのだから
苦しいという感覚だけはある。
その苦しみの原因ってなんだろうか?と探る代わりに、わかりやすい別の苦しみを持って来て、その苦しみに転換して恐ろしい事(根本的な原因の直視)ではないと安心させるのだ。
苦しみの原因がわからない(本当は取り組むのが恐いだけ)のも恐いから、別の苦しみ(自傷行為)で、
だから苦しくなっていると安心する為に自傷行為をするのだ。
だから、混乱して精神を崩壊させない為に、自傷行為という精神安定剤が必要なのだ。
自傷行為の知識や経験が無い人からすると、愚かな行いに見えるけど
本人にとって、自傷行為というのは物凄く大事で必要なものなのだ。
彼女達は、家族や友達や彼氏にやめるように言われて、よく揉めるらしい。
する理由とやめる方法を言わないと意味が無いなとよく思っていた。