人の思考の流れと自傷行為
外部の刺激が有り、その刺激に思考と判断をして、感情が生まれて、その感情から行動をします。
例えば、人に馬鹿と言われた(外部からの刺激)⇒私は馬鹿なんだと考えて認めた(判断した)⇒憂鬱(感情)⇒寝込む(行動)
人に馬鹿と言われた⇒なんでこんな奴に言われなければと思った(判断)⇒苛々(感情)⇒言い返したり暴力奮ったり(行動)
人に馬鹿と言われた⇒外国語なので意味がわからなかった⇒なので特に感情も行動も起きなかった。
人間関係が上手くいかない(刺激)⇒逃げるのは駄目(思考と判断)⇒絶望して生きる気力を失った(感情)⇒自殺未遂(行動)
我が強くて強烈な価値観やプライドが、自殺に導く思考と判断を加えています。
人間関係が上手くいけばいいですが、相手あってのものなので上手くいかない時も有ります。それ以外にクビになったとか倒産したという場合も有ります。
外部からの刺激を出来るだけ変えて、その次に思考と判断を変えます。恐らく、過去の経験で培われた価値観で反応しているのだと思います。そこで気づく事が出来れば、他の見方や選択肢があると思えて、絶望や自殺未遂には進まずに、何とかなるさと生きる気力になったりします。
外部の刺激にどう反応するかで、行動が変わるので、思考と判断のところで
その人の過去の経験からの価値観によって違いが有ります。なので外部からの刺激が同じでも行動は異なります。
リスカなど自傷行為は、この流れがわからなくて、でも不快感だけは強くて、原因がわからないから頭が混乱している時に導き出した答えです。
外部からの刺激と反応を見ずに、わかりやすい痛みに変える事で、問題は今切った肉体の痛みだと思い込んでいる状態です。
わからなかった苦しみが、わかりやすい肉体への痛みに変えると安心出来るのです。
だから、苦しい時にリスカなど自傷行為をします。そうする事によって、精神を狂わせずに保てるのです。
だから、友人のリスカに対してやめろというのは違うと思います。それは、逃げ場を無くす事になり追い込んでしまうので、刺激からの反応を少しずつでも見るようにしないと。