目の前で赤ちゃんの首をへし折ったら
母親はどんな表情をするだろうな?って考えながら、道行く赤ちゃんと抱いてる母を見ていた。
私は、
親に殴られ、蹴られ、包丁やナイフで切りつけられ、熱湯をかけられるというのを頻繁にされていた。
最初の記憶が3歳より前なので、産まれた頃から頻繁にされていたと思う。
幼稚園児の頃には、血まみれになった体にガーゼを宛てて包帯を巻いていた記憶がある。
それも、何度も何度も。
近所や幼稚園でどうされたのか聞かれると『お父さんに切られた』と正直に答えると『嘘をつくな』と言われて、正直に聞かれた事を答える素直な子供心が傷ついた覚えがある。
何故、私が悪いみたいな扱いを受けなければならないのか?
納得のいかない疑問と苛々と、理解されない虚しさがあった。
人との距離感、付き合い方というのがわからなくて、いつもびくびくおどおどしていた。
これは20代前半まで続いて、その後荒療治をしてなんとかしてきた。心理学やコミュニケーションの本を読み、サービス業や営業などで実践してきた。
人の目を見て挨拶出来ない程に酷かったので、かなりの時間がかかった。
無抵抗の子供に暴力を奮える心境ってなんなんだろうか?
散々、殴られ蹴られ、刃物で切りつけられてきた私でも実際の子供を見たら絶対に出来ない。
苛々して子供を殴ったところで何も解決しないし、親になる覚悟が無いのなら最低限手放すという努力をして離れるべきだろう。
父は、お前が悪いから殴ったとか言っていたけど
殴ってわからさなければならないのは、子供ではなくお前の頭の方だ。
ずっとトラウマが強くて社会で力を発揮できなくて、やっとトラウマが落ち着いたら、今まで何してたんだと罵られる事が多い。
その時その時で、出来る限りの努力をして来たから、人を殺さずに、犯罪すらせずに生きてきたのだ。
DV被害者の心理はもちろん、加害者の心理にも詳しくなった。
そろそろ報われないと、流石に壊れてしまいそうだ。